活動報告

【活動報告】地域マイスター留学に参加!社会人と学生の交流記

2018/04/02

 東広島市には、広く知れ渡っていない企業でも、オンリーワン・ナンバーワンの技術を持つ優良企業が数多く存在します。しかし、学生への認知度や就職率はまだまだ低いという課題があります。

 そこで、東広島市内の学生の市内企業への就職率向上を目的として、広報型インターンシップ事業「地域マイスター留学」が2016年度にスタートしました。本年度は、2回目の取り組みです。

 「地域マイスター留学」では、学生が東広島市の企業でインターンシップを行い、学生目線で企業の魅力を発掘し、企業の広報部員「PRマイスター」として学生向けに広報物を行います。

■「地域マイスター留学」の成果

 平成29年度は、以下の企業5社、学生5名が地域マイスター留学に取り組みました!


株式会社HIVEC
安田女子大学3回生 山本 はるな(ヤマモト ハルナ)さん (写真後列真ん中)

有限会社有田園芸農場
広島市立大学2回生 工 真央(タクミ マオ)さん (写真後列右)

株式会社ネクストホーム
広島大学3回生 岩崎 はるか(イワサキ ハルカ)さん (写真前列右)

有限会社ヒューマンズ・ユーミー
広島大学3回生 高橋 みほ(タカハシ ミホ)さん (写真後列左)

株式会社フェニックスバイオ
近畿大学3回生 兒玉 尚子(コダマ ナオコ)さん (写真前列左)


 5名の学生がPRマイスターとして作成した広報物の一つに、Webの取材記事が掲載されています!これは、各社で就業体験や社員・取引先など会社と関わりのある方々への取材を通じて感じた「学生目線でみた会社の魅力」や「社員の人柄」を記事にしたものです。


「身近にあるけれど…」「道は通るけれど…」
あなたのまだ知らない東広島にある企業の魅力を発見してみませんか?


 さらに、学生が感じた魅力や強みを一目見てわかるように会社紹介パンフレットを作成しました。
これは、学生目線で作成されているため、
・学生が知りたいと感じている情報
・学生自身が感じたこと
・社員や関わりのある方々の想い
など、インターネットだけではわからない企業の情報を知ることができます。他にもそれぞれ、学生が考えたアイデアやレイアウトなど特色が強く現れた個性的な仕上がりですので、ぜひご覧ください!

株式会社HIVEC

有限会社有田園芸農場

株式会社ネクストホーム

有限会社ヒューマンズ・ユーミー

株式会社フェニックスバイオ

■半年間の活動を通して得た「成果」と「成長」をプレゼン!

 平成30年1月22日 (月) に、広島大学構内のリトルマーメイドにて、平成29年度地域マイスター留学の成果報告会を開催しました。

約7ヶ月間の活動を終えた学生と受入企業の担当者とで、
第一部:活動の振り返り
さらに、東広島市の学生を一般参加者として募集し
第二部:外部への活動報告・交流会
を行いました。

 第一部の振り返りでは、他の企業の方と学生を交え、各自が参加した理由や苦手としていたことがどう成長したのか?何を得たのか?などを話し合い、情報を共有しました。

 学生と企業が1グループ3~5人でグループトークをすることで、他の人が体験して得た経験や他の人の取り組みがわかり、新しい発見をすることができました。

 その後、インターンシップに伺った企業の方と学生とでこの活動を通して見つけた、良いところや改善するとよい点について、お互いにフィードバックを行いました。フィードバックは、改善するとよい点は真摯に受け止めることで成長につながり、さらによかったところを話すことで自信にもつながる、良い経験になったと思います。
 半年間活動してきた仲間ということもあり、穏やかな場になりました。

 第二部では、学生のプレゼンと交流会を開催しました。学生がチラシや口コミを通して参加者を募り、学生・企業を含む総勢30名以上の人数が集まりました!


▲企業と学生の交流会の様子です!皆さん楽しそうにお話しされています。

そこで、学生が取り組んだ地域マイスター留学での活動についてプレゼンしました。今回は、活動を通して学生が成長したこと・得られたことについて、プレゼンの一部をご紹介します!!

■「聞く」力の向上(岩崎 はるかさん)

 活動を通して「人の話聞くの、めっちゃ楽しくない?」と強く感じました。

 インタビューを通して知るその人自身の話を聞くことの楽しさに気づきました。それは、相手に対する純粋な興味が理由でした。そして答えを相手から引き出すためには、理解を示すことや共感が欠かせないものだと知ることができました。

 また、日常生活で少し年齢が上の人と話すとき、「聞く」ことを意識するようになりました。雑談のような会話の中でも、興味をもって相手の話を聞くことで、その会話の密度は変わるとわかりました。

■「伝える」力の向上(児玉 尚子さん)

 インタビューの際に、最初は聞きたいことをそのまま言葉にして聞いていましたが、相手が答えやすいように違う言葉に言い換えたり、細かく聞き掘り下げたりしていくことで、相手の伝えたいことを引き出せたと思います。

 また、広報物をつくる時にこの場所にこのインタビューを置く意味であったり、この項目から何を伝えたいのか、受け取り手に対して必要な情報は何か?などを考えながら取り組みました。

 完成した広報物を社員の人に喜んでいただき、インターンシップで得たかった「伝える力」が養えたと自信になりました。

■「行動力」の向上(工 真央さん)

 人見知りだった自分を変えることができました。インタビューだけでなくイベントのお手伝いや就業体験などを通して多くの人と話をすることができたと思います。

 最初は指示待ちが多かったけれど、イベントに参加し、分からないことは聞かざるを得ない状況になったため、勇気を出して一歩踏み出せました。そこから、緊張した時には深呼吸をしてから行動することで、疑問に思ったことを伺うことができるようになりました。

■「構成力」の向上(山本 はるなさん)

 広報物をつくる際に、色彩や字体の本を見て、色の組み合わせ方だったり、題字にはこの文字を使うなどの構成をよく考えました。構想の段階で自分が好きな水彩で背景をつくるなど、力を入れることができました。

 また、就職活動の際に学生が企業に聞きたいと思う「福利厚生」について、社員さんにアンケートを取りました。その結果について、グラフにするのか、パーセント表示にするのかなど、表現の仕方を色々と考えました。最終的には、学生ならではの視点で広報物をつくり、貢献できたと思います。

■「コミュニケーション能力」の向上(高橋 みほさん)

 本実習を通して、コミュニケーション能力について考えるきっかけになりました。

 喋ることが上手い人は、話のジャンル、引き出しが非常に多く、自分との違いに気づきました。自分よりもいろいろな経験をしているということだけでなく、誰でも話せるような話題を、新聞やニュースから日々収集しているからこそ話題が次々と出ていました。
そういった社員さんの姿を見て、接点のない人とも話をできるようになるためのネタを集めるようになりました。

■学生企画のグループワーク!「仕事に求めるものは何か?」

 プレゼンの後は、PRマイスターの学生が主体で企画したグループワークを行いました。具体的には、学生・社会人の参加者6~7人で1グループ作り25分間討論していただき、最後に各グループから全体に向けて発表していただきました。

 グループの中で話を聞くと、学生は「給料は最低限ほしいと思った」という意見が多かったけれど、社会人の方は、「中途採用で入った時は、新卒の給料と違うので視野に入れなかった」という違いや、「社内の雰囲気が良い方が働きやすい」という意見に関しては、学生・社会人両者とも意見が合うなど様々な意見が交わされました。


▲企業の方と学生がグループで意見を交わしている様子です!

 さらに、懇親会では企業の方と学生を交えての交流が盛んに行われ、大いに盛り上がりました!
 参加した方からは、「企業の人と話ができて文系・理系問わず職種を考える機会になり、選択肢の幅も広がった」や「学生が楽しそうに成果報告をしていてよかった」という声をいただき、大成功に終わりました!


▲懇親会は、参加者の皆さんで食事をしながらお話しし、終始和やかな雰囲気でした。

■地域マイスター留学の経験を通して得たもの

 この活動を通して、私たちは成長することができました。

 最初は人見知りにより上手くいかなかった、広報物をつくる時の伝え方が分からなかったなど、その時折でつまずいたことや自分の弱みなどを振り返り、自分に足りなかったことを克服できました。

 もちろん活動の中には、予定していた計画がずれてしまったことや仲間同士の意見に踏み込めなかったことなど、自分に立ちふさがる壁もありました。

 しかし、ミーティングやワークシートに良かったことや悪いことを書き込み、現状を再認識すると共に改善点を示すことで次につながる良い経験になったと思います。

 今回、挑戦した「地域マイスター留学」ではたくさんの学びや経験がありました。

 報告会の運営として、どうすれば報告会に参加した学生が有意義な時間を過ごせるか?などを話し合ったことや、実際に働く人と接して得たマナー、広報物を一から作り上げたこと、そして、地域マイスター留学に参加して得た自分の強みなど他にもたくさん貴重な活動をし、自分自身の成長につなげることができました。

 今後、就職活動や会社に入社すると、たくさんの社会人の方とお話する機会があるでしょう。さらに、学生生活でも企画を立案したり、文章を書く機会があると思います。その時に、今回の地域マイスター留学の学びや経験を思い出しながら活かしていきたいです!


▲成果報告会の最後に、受入企業さんと学生全員で集合写真!

 こうして私たちが成長することができたのも、学生を受け入れしてくださいました、
株式会社HIVEC様、有限会社有田園芸農場様、株式会社ネクストホーム様、有限会社ヒューマンズ・ユーミー様、株式会社フェニックスバイオ様、そして、事業のサポートをしてくださいました、東広島市役所の皆様のおかげです。
誠にありがとうございました。

 この事業は、来年度も引き続き継続する予定です。私どもの取り組みが、東広島市の企業様と学生がつながるきっかけとして、さらに発展することを願っています!