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幻のじゃがいもってどこにあるの!?

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この記事を書いたのは...

工さん01
広島市立大学 2年生
工 真央

 皆さんはじゃがいもを食べますか?普段食べているじゃがいもはメークイン、それとも男爵芋ですか?皮の色は何色でしょうか?
 今回、紹介させていただく東広島市安芸津(あきつ)町にある有田園芸農場では、『あきつ美人』と呼ばれる赤じゃがの生産を行っています。皮の色は薄いピンク色で、テレビで取り上げられるほどおいしくて珍しいじゃがいもです。

 また、有田園芸農場ではじゃがいもだけではなく、「花苗・野菜苗・加工食品」の生産も行っています。「農場って野菜を育てているだけなの?」という方、実は加工食品の商品開発も行っているんです。農業の世界をほんの少しのぞいてみませんか?

『あきつ美人』は幻のじゃがいも?

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『あきつ美人』。美味しそうに撮れました。

 『あきつ美人』は、すべての土が赤土の畑で年2回生産されています。すべての土が赤土という畑は滅多になく、『あきつ美人』は他のじゃがいもにはない多くの特徴を持っているのです。

 まず赤土は、排水性がとてもよく、さらさらとしたピンク色をしており、マグネシウムなどのミネラルが豊富でじゃがいもの栄養を高めます。また、瀬戸内海に面した畑は日照時間も長く、海からの照り返しによって倍の太陽の恩恵を受けることが出来ます。有田社長は、この日照時間の長さと海面からの日の照り返しのことを「2つの太陽」と呼び、『あきつ美人』のほくほく感の素となっているとおっしゃっていました。

 『あきつ美人』は皮の色が薄いピンク色をしており、甘味が強いじゃがいもになっています。煮崩れはしにくく、それでいて水分も豊富で、肉じゃがやそのままふかし芋にしてみても絶品です。 この『あきつ美人』は、赤土の畑で生産されていることから「赤土じゃがいも」とも呼ばれています。

 赤土じゃがいもは、東広島市の安芸津町特産品として、広島県下と関西ではブランドとなっていました。しかし、高齢化や跡継ぎ不足によって畑を管理できる人も少なくなり栽培面積の減少し、赤土じゃがいもは安芸津の特産品であるにも関わらず広島県内でもめったに出回らないじゃがいもになってしまいましたこのことから貴重な赤土じゃがいもである『あきつ美人』を「幻のじゃがいも」と呼ぶようになったのだそうです。

加工食品の秘密

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じゃがいもラーメンの中では、とんこつ味が人気だそうです!

 じゃがいもを生産していると必ず出てくるものが外品です。外品とは、出荷基準を満たしていないじゃがいものことで、割れがあるものや小さすぎるものが挙げられます。しかし、外品は見栄えが悪いというだけで、味や健康面で身体には全く問題はありません。

 そこで有田園芸農場では、この外品であるじゃがいもを加工食品にして消費者にじゃがいもを届けているのです。

 その中でも、有田園芸農場を代表する加工食品はコロッケです。化学調味料を使用しておらず、『あきつ美人』の甘みがギュっと詰まっています。冷めてもおいしい、昔ながらのコロッケにこだわっているそうです。

 こちらはフードフェスティバルやマツダスタジアムなど、イベントの際に屋台を出して販売していますので、食べたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。私も食べましたが、甘くてほくほくとしており、食べるととっても幸せな気持ちになりました!

 また、ソースやラーメンなどの加工食品も生産しています。ソースの原材料にも、ラーメンの生地にもじゃがいもが使用されています。コロッケに有田農園で生産しているじゃがいもでできたソースをかけるとコロッケの味が締より引きしまっておいしいですよ!

花のいろいろ・園芸のいろいろ

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色とりどりのビオラです!

 有田園芸農場の花の農場は、安芸津町に4か所、竹原市に1か所、合わせて面積は15000㎡あります。季節ごとの花の種類も豊富で、年間60種類以上の花の苗を生産しています。

 この生産した花の苗は、全国のホームセンターや道の駅に出荷されます。また、お客様の予算や希望に合わせた花壇の組み合わせも行っており、ガーデニンググッズの販売や、欧米・オーストラリアで人気のある品種の輸入もしています。

 そしてなんと、有田社長による一般の人に向けたガーデニング講座も開催されているそうです。私もガーデニングに興味があるので、参加してみたいなと思います!

 私は農家と言えば、野菜や花を栽培して出荷するだけというイメージがありました。なので、栽培した野菜を加工して他の食品を生産していると知り、とても驚きました。「農家と言えば、野菜の栽培のみ」という固定観念が私にはあったのです。

 なので、皆さんも少し農業に興味を持って、ネットなどで検索してみると新しい発見があるかもしれません。私も農業以外の仕事や自分の興味がない仕事にも、目を向けて勉強してみようと思いました!

取材後記

 畑は全部同じものだと思っていたので、土の違いなどに驚きました。そして加工食品も全部じゃがいもで出来ていると知って、一つの食材には無限の可能性があると思いました。また有田社長の「2つの太陽」という言葉が強く残っており、まさにじゃがいもにとってのお米は太陽なのだなと納得しました。今度から一つ一つの食材に注目してご飯を楽しみたいと思います! (工 真央)

企業/団体情報

企業/団体名 有限会社有田園芸農場
代表者 有田 隆則
所在地 広島県東広島市安芸津町木谷4820
公式サイトURL http://arita-engei.com/
求人サイトURL http://arita-engei.com/outline/

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