
この記事を書いたのは...

- 近畿大学 3年生
- 兒玉 尚子
将来こうなりたい!新入社員が掲げる目標とは?!

神坂さん。机の上にはたくさんのマウスの人形がありました!
今回は、マウスの世話や管理を行っている生産部の神坂 愛理奈(かみさか えりな)さんに、お話を伺いました。神坂さんは2017年に入社し、社会人1年目です(2017年10月当時)。
PXBマウスを生産するというオリジナル性、広く世界で活躍できるところにとても魅力を感じ、入社を決意したとおっしゃっていました。
「将来に向けてどのようなことを目標にしたいですか?」と尋ねると、「〇〇と言えば神坂!」と認識していただけるよう頑張りたいとお話してくださいました。
神坂さんは、大学・大学院時代は、農学専攻で応用微生物学を専門として、乳酸菌を用いた健康食品(イヌ用)の研究を行っていました。フェニックスバイオでは扱っているのがマウスということもあり、今までやったことない研究分野ですが、大学時代の分野や学問で経験したことを現在行っているマウスの生産に活かした業務ができたらとおっしゃっていました。
まだお話の段階ではありますが、上司の方から、「学んだことを活かして、新しい業務の“第一人者”になってほしい」というお言葉をいただいたそうです。
私が社会人1年目だと考えると、おそらく目の前のことで手一杯になり、この先自分が何をしたいのかすぐに出てくる自信があまりありません。ですので、先を考えられることが凄いと感じました。そして、上司の方から声をかけられていることから、新入社員の方も成長できる会社だと感じました。
また、神坂さんは勉強が好きだそうで、好きなことを仕事に活かせることが嬉しいとおっしゃっていました。神坂さんは大学時代に英語も勉強していて、東広島に来て知り合った外国の友人と遊びに行ったりしています。
健康食品の研究とマウスの生産は直接結びつかないけれど、大学時代の研究で得られたものを新しい業務で生かすことができるかもしれません。大学時代にやっていたことはどこかで役に立つので、ぜひいろいろなものを吸収すると良いと、アドバイスをいただきました。
生命科学を基盤に

蔵本社長のPRイベント時の写真です。
今回は、社長である蔵本 健二(くらもと けんじ)さんに、会社の未来についてもお聞きしました。
株式会社フェニックスバイオは生命科学の分野を基盤にしており、「研究成果を実用化して、世の中に役立つものを作る」という信念を持っています。
PXBマウスだけでなく、もっともっとこの分野で研究して世の中の役に立ちたいと考えているとお話してくださいました。
現在、PXBマウスの生産や研究が安定して行われていますが、一つの事にこだわるのではなく、社会に貢献するために生命科学の分野を基盤として、これからも枝葉を広げていくのだと感じました。
また、研究開発部の石田 雄二(いしだ ゆうじ)さんから、PXB-cellというPXBマウスの肝臓から採取した新鮮肝細胞の開発についてお話をお聞きしました。
通常のヒト肝細胞は、たくさんの用途に使えるよう冷凍保存されます。ですが、一度冷凍すると細胞の機能が低下します。しかし、PXB-cellは、随時灌流(かんりゅう)採集した肝細胞を冷凍しないまま使えるため、肝細胞本来の機能を保持した状態で実験・評価することが可能です。
石田さんは、PXBマウスがあったからこそPXB-cellができたとおっしゃっていました。PXBマウスのことを大事にしており、自社の製品に誇りを持っていると感じました。そして、PXBマウスは生命科学が基盤になっています。
株式会社フェニックスバイオは、PXBマウスから研究を経てPXB-cellを実用化し、世の中に役立つものを作ったように、これからも社会に貢献する研究を続けていく会社だと思いました!
取材後記
現在、フェニックスバイオでは、PXBマウスの研究から医薬品開発を行い、多くの人の役に立っています。しかし、それだけでなく、生命科学というもっと広い視野で社会貢献を考えている会社でした。
そして、インタビューでお話を聞かせていただいた方は、神坂さん以外にも目標を持って先を考えている人たちばかりでした。
この先、フェニックスバイオがさらに社会に貢献し、活躍されることを願っております! (兒玉 尚子)
企業/団体情報
企業/団体名 | 株式会社フェニックスバイオ |
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代表者 | 藏本健二 |
所在地 | 広島県東広島市鏡山三丁目4番1号 |
公式サイトURL | http://phoenixbio.co.jp |
求人サイトURL | http://phoenixbio.co.jp/company/recruit.html |