会社について

一歩の積み重ねがグローバル化につながる

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この記事を書いたのは...

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広島大学大学院 博士課程前期2年生
芦田洋一郎

大学と産業界の架け橋となるべく設立!

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広島大学の最先端技術を産業界に生かす

 皆さんは、広島大学発のベンチャー企業があることを知っているだろうか。実は公開されているものだけでも38社存在する(2016年12月13日現在)。ADAPTEX社はその中のひとつだ。

 設立は2005年,経済産業省が大学発ベンチャーの旗を振り,設立の機運が高まっていた中である。同じ頃,国内の装置産業,とりわけ石油業界においては国内需要が減少に転じていた。とにかくたくさん生産するという時代から必要な分だけ作るという時代へ変化したのだ。

 このような時に,広島大学・山本透研究グループは,長年石油精製などの高効率化を研究していた。そこで,長年の研究成果を商業ベースで展開するために設立されたのがADAPTEX社である。

これまでの歩み

パンフ用写真

小比賀社長が2012年のアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパンでセミファイナリストに

2005年1月21日,広島大学発ベンチャーとして設立し,発起人は広島大学の山本透教授ら4人。

2006年,自動制御についての世界初の技術を確立した。これはうまく制御できているかの評価と制御をよくする設計法を組み合わせたものである。

2010年,制御の改善による省エネルギー化サービスで広島ベンチャー大賞受賞。それまでの製品を売り切る形から顧客の課題を一緒に解決するスタイルへ転換。

2011年,専門的な教育を主とした海外事業を開始。

2012年,小比賀社長がアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパンにおいてセミファイナリストとなる。これは起業家の努力と功績を称える表彰制度である。

2013年,ビッグデータ解析サービスを開始し、物流を最適化する技術の研究が三菱UFJ技術育成財団の助成金交付に採択。

2015年、JICAの事業にも採択され、本格的な海外展開が始まった。

10年後、世界のADAPTEXへ

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海外のお客様との打ち合わせも

 ADAPTEX社が将来目指すヴィジョンを小比賀社長にお聞きした。

 ADAPTEX社は起業して12年経過し,徐々に日本国内では知名度が向上してきてはいる。しかし,マーケット全体から見るとまだまだ認知度が十分でないそうだ。そこで,これからは日本国内を中心にマーケットの拡大を図りつつ,海外にも積極的に展開していく予定である。世界的な課題であるCO2削減は,日本よりもむしろ発展目覚しい途上国で展開することの意義が大きいのだ。

「10年後にはこの業界で『世界のADAPTEX』と呼ばれるように全力で進んでいく」との頼もしい言葉をいただいた。

取材後記

ベンチャー企業という言葉から想像するイメージとは対照的に,ADAPTEX社の歩みは堅実なものと感じた。また,将来のヴィジョンとして確固たるものがありそこに着実に向かっているというのは素晴らしいことであろうと思った。 (芦田洋一郎)

企業/団体情報

企業/団体名 ADAPTEX株式会社
代表者 代表取締役社長 小比賀 理延
所在地 広島県東広島市鏡山三丁目13-60
公式サイトURL http://www.adaptex.co.jp/
求人サイトURL http://www.adaptex.co.jp/recruit.html

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