中山 達矢さん

株式会社イーズド

自分もみんなも幸せに
~広島で働く「遊牧民」の想い~

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取材してきました!

 Webマーケティングの仕事をしている、自称「遊牧民」の中山さん。Webマーケティングっていったいどんな仕事なのか…自称遊牧民ってどういうことなのか……。お話を聞いてきました。
 この仕事の裏には、「みんなを幸せにしたい」という中山さんの想いがありました。

私が取材しました!

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安田女子大学大学

3回生


沖 美魅

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安田女子大学大学

3回生


竹本 侑実

ひろしまで働く遊牧民だからこそ

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遊牧民だからこそ、人とのつながりを大切にしてお仕事をされている中山さん。広島で始めた事業も軌道に乗ってきています。

 Web上に広告を上げてお客さんの集客をサポートするWebマーケティング事業を行っているのは、広島市にある株式会社イーズド。代表取締役は、中山達矢さんです。

 主な仕事は、お客さんからの依頼を受けて、Web上に広告を出したり、ストリートビューを制作したりして、依頼してきたお客さんの集客サポートをすること。新規のお客さんは、以前仕事を依頼していただいたお客さんからの紹介で来られることが多いのだとか。

 中山さん自身から営業をしなくても、お客さんにお客さんを紹介してもらえるというのは、何より信頼の証です。「遊牧民」の自分にとって、それはとてもありがたいことなのだと中山さんは話します。

 「遊牧民」とは、いったいどういう意味なのでしょうか。この言葉は、中山さんの過去にルーツがありました。今は広島で仕事をされている中山さんですが、ご出身は広島県ではありません。生まれは福岡県ですが、親御さんの仕事の関係で色々な場所を転々とされていたのだそうです。一つどころに留まらず、全国を転々と移動して暮らしている、だから自分は「遊牧民」なのだとおっしゃいました。

 前職で縁あって広島で仕事をすることになり、退職後にそのまま広島で起業した中山さん。しかし、「自分は広島の人間ではない」という思いは、一つの不安の種にもなっていました。広島で仕事をする以上、どうしても広島に住んでいる人と関わっていかなくてはなりません。でも、広島県民でもない自分に、果たしてお客さんがついてくれるのかという不安があったのだそうです。

 しかし実際には、依頼してくれたお客さんの売り上げを伸ばして、喜んでもらう…そうやって真摯に仕事を積み重ねていくことで、他のお客さんを紹介してもらえる。広島の人間ではないという中山さんですが、真面目に仕事をしているうちに、最近はそのような良い流れができてきたと話します。
 今では広島県内に様々な人とのつながりができてきたと共に、これまで色々な場所に住んだ経験と人脈を活かして、県外にも仕事で関わる人がいるという中山さん。

 もし不安なことがあっても、真面目に仕事を積み上げていけば解決できる。そして、自分のこれまでの経験はきっと武器になる。そんなことを思わせてくれるお話でした。

自分もみんなも幸せに、を大事に

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仕事をする上で、自分と相手がお互い幸せになる道を探していくって大事ですよね…!

 色んな方からのご紹介で仕事は結構多いと言う中山さん。でも、仕事をする上で大変なことなどはないのでしょうか。

 今一番大変なことは、人手が足りないこと。アルバイトやパートの方が何人かいらっしゃるものの、それにも限界があるのだとか…。お客さんと相談して、ある程度仕事の納期に余裕を持たせてもらったとしても、人手が足りないことが理由で断らざるを得なかった依頼もあります。たとえば、チェーン店を何店舗も持っているような会社からたくさんのお店のストリートビューを撮影してほしいという依頼があった時。規模の大きな会社から依頼をいただけるチャンスがあっても、人手が足りなくてできない…ということがあるのだそうです。

 でも、だからと言って安易に人を雇うことはしたくない、という中山さん。仕事には相応のクオリティが求められるため、とりあえず人手を確保すればいいという問題でもないからです。さらに、イーズドで働く従業員の側から見ても、ただ仕事をしてお金を稼ぐというのではもったいないからと中山さんは言います。

 せっかくうちで仕事をしてもらうのなら、その人の人生にプラスになるようにしたい、それが中山さんの考えでした。ただ単にお金を稼ぎたいからという目的で来る人ではなく、一緒に仕事をすることを心から楽しいと思ってくれる人や、自分の夢のためにこの仕事をしたいと思ってくれるような人に一緒に働いてほしいのだそうです。お金のためというだけであれば、雇う側も働く側も楽しくはない。そうではなく、両者が幸せになれる形にしたいのだと言います。

 さらに、お客さんからの仕事の依頼に対しても同じような想いを持っていました。たとえ自分がその仕事を受けることができなくても、自分とつながりのある他の会社を紹介して、それで契約が成立すれば、紹介した自分にも、依頼したお客さんにも、紹介された会社にも、みんなにメリットがある。自分が無理をして、できるかどうか分からない依頼を受けるよりは、そっちの方がずっと良いのだそうです。

 自分のメリットだけではなく、まず相手のことを考え、相手に喜んでもらいたいという気持ちを大切にする。だからこそ、お客さんにも信頼してもらえるのだろうなと感じました。

相手のためにという気持ち〜僕が大切にしていること〜

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この秋、マツダスタジアムからすぐ近くに事務所を移転されたイーズドさん。木を貴重としたオフィスがおしゃれですね。

 自分もみんなも幸せにしたいという想いが芽生えたのは、過去にある社長から聞いた話が心に刺さったからだと中山さんは言います。

 その社長と話したことは、「見返りを求めるか求めないか」ということについて。与えるばかりの人と、もらうばかりの人と、人にこれだけあげたらこれだけ返ってくるということを考える人、どれが一番成功すると思う?と問いかけられました。

 その話をしてくれた社長曰く、一番成功するのは「与え続ける人」なのだそうです。与え続けて、自分が倒れてしまうのは最悪ですが、でも、与えたものでその人が幸せになって、その人が別の人を幸せにして、それが回り回って自分のところに返ってきたら、みんなが幸せになれて、自分にも利益があって最も良いのだと言います。

 自分の利益も確保しつつ、相手も幸せにする。そのためには、相手のことを信頼して、相手のために尽くす気持ちで仕事をしなければなりません。仕事をし始めたころは、それが100%できてはいなかったという中山さん。しかし、そのことを常に心に留めて仕事をするうちに、今は完全に「相手のために」という気持ちで仕事をしているのだそうです。

 経営者になるということは、この話をしてくれた社長のように、優れた人から良いものをもらうことができる、勉強をすることができるのが良い点だと言います。

 仕事をすることと同時に「勉強をする」ことにも重きを置いているという中山さん。何事も、知らなければそれが良いものか悪いものかもわからない、自分の世界を広げるために、今後も色々なことを勉強していきたいのだと話していました。今も、仕事をするだけではなく、意識的に勉強をする時間をつくって、本やネットで経営のことやプレゼンのことについて勉強しているといいます。普通のビジネス書にはないような知識を求め、洋書を読んだりもしているのだそうです。

 出会った人や、読んだ本、インターネットの情報など様々なところから知識を吸収していく。知識を増やして、それも仕事に活かしていく。そういった前向きな姿勢がとても素敵だなと感じました。

取材後記

 中山さんが学生に伝えたいこと。それは、次世代のためにと思って仕事をしてほしいということでした。「今の学生たちも、将来、結婚して家庭を持って、命を授かることもあると思う。そこで生まれた子どもたちが、幸せだなと思って生きられる社会を創るために、と思って働いてほしい」と中山さんは言います。
 自分だけではなく、みんなも幸せに。私もこれからの仕事選びの中で、そういう価値観を持っていけたらいいなと思いました。

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社イーズド
代表者 中山 達矢
所在地 広島県広島市南区西蟹屋3丁目3-12
公式サイトURL http://www.eased.jp/

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