石川 幸樹さん

株式会社オガワ

意外と知らない?実は身近な看板製作のお仕事<2>

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取材してきました!

看板製作のお仕事を担当されている石川 幸樹(いしかわ こうき)さんのインタビュー続きです!学生と社会人の違いやこれから就職活動をする学生に向けてのメッセージなど、社会人の目線から色んなお話をお伺いしました。

私が取材しました!

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安田女子大学大学

3回生


井木 春花

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安田女子大学大学

3回生


住本 遥

想像よりも重いもの ~社会人としての責任~

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小さな看板には大きな責任があるんです。

 学生時代と社会人になってからを比べて変化したことをお聞きしたところ、「根本的に変わりますよね」と苦笑気味に答えてくださいました。
 金銭面で自立したという感覚や、学生時代以上に社会に貢献しているという感覚、それに人生の節目の一歩を踏み出したところがやはり学生とは違うと感じているようです。

 その中でも、一番違うところは「責任感」だと石川さんはおっしゃいました。
 学生の頃の授業であれば、少し遅刻してもそこまで咎められませんし、急に休んだとしても特別何かを言われることもなければ、罰則もありません。石川さん自身も、学生自体は遅れてこっそりと教室に入ったり、休んでやれ!と授業を休んだりしたこともあったそうです。

 ですが、会社では遅刻をしたり、休日休暇以外の日に休んだりするとお給料に影響があるかもしれません。それだけではなく、休むことでその日にすべきだったお仕事に遅れが発生し、会社の方だけでなく、作業の依頼者やお客様にも迷惑をかけることになってしまいます。
 たとえば、皆さんがお店をオープンしようと思ったときに、看板の取り付けの業者さんを呼んだのにも関わらず、頼んでいた看板が指定した日に届いていなかったらどうなりますか?
 業者さんに迷惑がかかるだけではなく、オープンも先送りになってしまいます。オープンが先送りになれば、楽しみにしていた方々をがっかりさせることにもつながります。

 石川さんは「風邪をひいても這ってでも責任を果たさないと、っていう責任感はすごく強くなりました」とおっしゃいました。石川さんが作られている案内板一つでも商品をお客様に届けるのが遅れてしまうと、迷惑をおかけするだけではなく会社の信頼を失うことにもなります。

 学生である今は学校を一日休んだところで、授業内容がわからなくて自分が困るだけです。しかし、社会人になれば、他の人や、会社全体、お客様に迷惑をかけることになってしまいます。
 社会人って学生の視点ではまだ実感の湧かない責任がたくさんありますね。

記録に残すことの大切さ

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ファイルを確認するときの石川さんはきっとこんな感じなんでしょうね。

 石川さんは、お仕事の中で実践されていることがあります。それは、今までのお仕事をファイルに残すということです。

 過去のすべての作業については先輩方が作ってくださったマニュアルがありますが、それ以外の新しい作業には、作業指示書という書類(案内板であれば、全体の大きさや一階や二階にあるお店の名前が書かれている、各プレートの大きさ、厚みなどの仕様が記載されたもの)があるそうです。
 石川さんはそれらをコピーして、ご自身が作業中に間違えたところや先輩方から教わったことなどを書き込んでファイルを作っていらっしゃいます。
 そのファイルですが、なんと一年間で三冊にもなったそうです。

 ファイルにまとめ始めたきっかけについて、石川さんは「前と同じようにやっといてって言われた時の焦りです」と答えてくださいました。初めは、一通りの作業を先輩から教わるのですが、二回目からは「前と同じようにやっておいて」と言われたそうです。
 その時は、前と同じようにと言われてもすべてが初めてのことで覚えきれていなかったのですが、記録を残しておかないと恥ずかしいうえに、いつまで経っても聞きにいかないといけないなと思ったそうです。そうして、作業手順などを指示書のコピーに書き留めてファイルにすることを始めました。

 自分自身が作成したファイルを見ながら作業すれば「答えを見ながらやるようなものだから、間違えようがないじゃないですか」と石川さんはおっしゃいました。
 確かにそうですね。一度、納品までされた作業手順のメモですから、間違いであるはずがありません。

 「やったことは残しておく。記録として残しておくことは自分のためにもすごい大事」と石川さんは言われました。また、後輩に教えることになった時もそのファイルを見せることでわかりやすく教えることもできますよね。
 自分のためでもあり、未来の後輩のためにもなる。この記録に残すという行為は、きっとどんな業種・職種でも必要なことなのでしょう。

直感を信じて、乗り越えて

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私たちに「がんばれ」と応援してくださっている石川さん。なんだか元気が出てきます。

 実は、就活生だった頃は色々なお仕事に興味を持たれていた石川さん。
 野球が好きという理由からスポーツ関係のお仕事をしたいと思ったり、野球道具を売るお仕事をしたいと思ったり、キャンプも好きという理由からアウトドア製品を売るお仕事に就きたいとも思っていました。もしくはテントを作ってみたいなど、たくさんのことを考えていらっしゃいました。

 「就職活動を控えた学生たちは、今すごく悩んでると思う。何の仕事をしたいのか、何になりたいのか…そう言ったことを今、人生で真剣に考えられるタイミングだと思う」と石川さんはおっしゃいました。

 この記事を読んでいる学生の皆さんはいかがでしょうか?
 この仕事は自分に向いているのか、この仕事を選んで大丈夫なのか、夢や目標にしていた仕事と違う仕事を選ぼうとしているのではないかと悩む私たちに対して石川さんは、「(給料などの待遇面も大事だと思いますが)僕は自分の直感を信じてやってみたいとか、興味があると思うものを選んだ方がいいと思う」とおっしゃいました。

 実際に働いてみると壁も出てきます。こんなはずじゃなかったということも絶対にあります。そんな時に、自分自身がやってみたいと思った仕事なら乗り越えられると思いませんか?もし乗り越えられなくても、自分がしたいと思っていた仕事はイメージと違っていたと理解できる経験にもなります。そう石川さんは私たちに語ってくださいました。

  「途中で挫折せずに少しずつでも乗り越えて、どうしても乗り越えられない!ってところまでは自分で壁を乗り越えていってほしいですね」と、おっしゃいました。

 どのお仕事を選んでもしんどいと思うことがあるならば、そう思ったときに頑張れるように、楽しい、やりがいがあると思える仕事を選ぶのがいいのでしょうね。そして、自分自身の直感が一番素直で嘘をつかないのでしょう。就職活動の時にそれを信じてみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

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ちょうどその話をしていた時の写真です。野球がお好きなようでとっても笑顔でした

 学生時代に野球を続けていた石川さん。野球から多くのことを学んだそうです。
 たとえば、礼儀や協調性、チームワーク、体力、根性、和を乱さない雰囲気づくりなど。それは今のお仕事でも役立っているようです。挨拶一つをとっても元気よくした方が周囲の雰囲気が良くなりますよね。そして雰囲気が良くなれば、皆がお仕事しやすい環境にもなってきます。
 普段の何気ない挨拶一つでもお仕事に影響してくるみたいですね。

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社オガワ
代表者 小川 佳輝
所在地 広島県広島市安佐北区安佐町久地2854
公式サイトURL http://www.sign21.co.jp/index.php
求人サイトURL http://www.sign21.co.jp/recruit/

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