山根 千明さん

・ 佐野 里紗さん

株式会社フランス屋

お客様も店舗もそして自分も、みんなが輝くためにできること

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取材してきました!

 女性と「キレイ」や「美しさ」というものは切っても切れない関係にあると思います。女性を「キレイ」にするお仕事をされている方のお話を聞いてみたいと思いました。
 取材を通して、どのように人を「キレイ」にしているか聞いてきました。

私が取材しました!

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安田女子大学

3回生


笠井 理恵子

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安田女子大学

3回生


三好 恭羽

学生時代の経験が、今につながる

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今回取材させていただいた山根千明さん(左)と佐野里紗さん(右)

 学生の皆さんは、今、大学生活でどのようなことをされていますか?
「学生時代の経験は社会人になってから役に立つのだろうか?」 このような疑問は多くの学生の皆さんが持っているのではないでしょうか。

 今回、山根 千明(やまね ちあき)さんと佐野 里紗(さの りさ)さんのお二人に取材をさせていただきました。まずはじめに、お二人に学生時代の経験が役に立ったことをお聞きしました。

 山根さんは、アルバイトと中高生時代に所属していた合唱部の経験です。飲食店での接客のアルバイトをされていて、そこでお客様への言葉遣いや接客時の明るさを学ぶことができたそうです。
 部活で学ばれたことは、先輩後輩といった上下関係についてです。上下関係を学ばれたと同時に、山根さんは高校の時には合唱部で部長をされており、指導のために部員一人ひとりを詳しく見ることで、それぞれに違った接し方ができるようになりました。現在に至っても、後輩の方を指導されるうえでその時の経験が活かされています。

 佐野さんは、学生時代に専門学校に通っていたことから、ボランティアで舞台や成人式などでのヘアメイクの現場に行って現場の「生の声」を聞けたことが、今につながる良い経験だったそうです。「それがなかったら今がなかったと思います」ともおっしゃいました。
 現場の生の声が聞けたこと以外にも、「時間以内に終わらせる」ことの大切さを知り、また、アルバイトではスピードを重視する飲食店にいたこともあって、今では時間を見る癖がついているそうです。長時間の接客にならないように時計を見たり、お客様へのアドバイスを的確にできるようにしたりして、短時間で良い接客につながるように工夫されています。

 今回お二人の話をお聞きして、「社会人になって役立つ経験を学生時代にたくさんできる」と感じました。また、そういった経験のチャンスは、意外と学生時代にたくさん転がっているのだとも思いました。

「名前」が持つ、二つの異なる意味

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「森の朝」にて。店内には所せましとメイクやインナーが並んでおり、カフェもありました。

 今回取材させていただいた山根さんは「森の朝パセーラ店」、佐野さんは「ジュールフランス屋」で販売スタッフをされています。同じ株式会社フランス屋といえども、ブランドや店舗が違えばお仕事内容も変わってくることを始めて知りました。
 お二人とも接客や事務作業など業務内容はほとんど同じですが、取り扱っているアイテム(森の朝ではインナーやコスメ、レッグを、ジュールフランス屋ではコスメを取り扱ってらっしゃいます。)の違いで、少し業務に差が出てきます。
 
 同じ「販売スタッフ」という役職名であっても違うお仕事内容なので、やりがいや心がけていることは全く違うものになると思っていました。
しかし、お二人に聞いて行くと、ある共通点を見つけました。それは「お名前」でした。

 山根さんのこだわりは、お客様がどのようにしたらキレイになってもらえるかを考え、お客様に「また来たい」と思っていただけるような接客をすることです。
 「また来たい」と思ってもらうために、ご自身のお名前を覚えていただけるような、印象に残る接客ができるよう心がけているそうです。そのために、笑顔で接してご自身の名前を伝えることをされており、またお客様のお名前を呼ぶことをされています。

 一方、佐野さんが普段のお仕事の中でこだわりを持っておられることは、お客様の目を見て話すということと、お客様のお名前を覚えて呼ぶということでした。目を見て話し、お名前を呼ぶことによって始めて店舗に来られたお客様の不安を取り除き、安心感や親しみを持っていただけるようしていらっしゃいます。
 
  「お名前」という共通点はありましたが、その意味合いはお二人それぞれでした。私たちは普段から「名前」を呼んだり呼ばれたりしますが、私は「名前」が持つ意味合いまでは考えてきませんでした。
 ですが、「名前」を呼ぶことによって、自分の印象を残すことができたり、相手を安心させることができたりすると今回初めて分かりました。

未来に続く目標、その達成のために

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「森の朝パセーラ店」の様子。商品のコンセプト合わせた装飾が施されていました。

 ここまでお二人の過去や現在などのお話を聞いてきました。では、今までの経験や思いを含めてこれからの目標とは何なのでしょうか。

 山根さんの目標は「『もう一度来たい』と思ってもらえる接客をこれからも続けていく」ことと「後輩から憧れられる存在になる」という二つです。
 この2つの目標を達成するために共通して「きちんと(相手の)お話を聞く」ということをしていきたいし、続けていきたいと話してくださいました。お客様であっても後輩であっても、一人ひとりが違うので、全員同じ言い方をするのではなく、話すスピードや話の伝え方などを変えて、その人に合った接し方をすることで目標達成に向けて取り組んでおられます。

 佐野さんの目標は「お店のファンをどんどんつくっていきたい」、そして「自分のファンもどんどん増やしていきたい」という2つが目標です。
 店舗とご自身のファンを増やすために、お客様の期待を越える、感動してもらえる接客をしていかなければならないというお考えでした。そういった接客をしていくために、お客様のお悩みやご要望にきちんと応え、それらに加えて付加価値のあるアドバイスができるようにしていきたいそうです。
 そのために、こだわっていることを続けて行い、知識を増やしていき、自ら行動していきたいとおっしゃっていました。

 目標というと、何か全く新しい行動を起こすためのものだと思っていました。しかし、「現状をより良いものにしていく」ということもまた目標なのだと分かりました。
 それは、ある一つのことを「極める」ことになります。新しい何かに挑戦するのもいいことですが、これまでやってきたことを極めることも大事だと思いました。

まとめ

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「ジュールフランス屋」と佐野さん。メイクに特化したお店で、色んなメイク用品等がありました。

 最後に、学生やこれから就職活動していく人に向けてお二人からメッセージをいただきました。

 山根さんからは「やっぱり一番は楽しむこと」だそうです。また「自分が楽しみながらできる仕事を探してほしい」ともおっしゃいました。
 ご自身も、今のお仕事は苦労というよりは楽しい方が勝っているからこそ出てきたお言葉ではないでしょうか。就活は、周りの目を気にしたり、苦しいことはたくさんあると思うけど、そこを乗り越えていかないといけない、と厳しくも暖かいお言葉をいただきました。

 佐野さんは「まずは時間をかけてしっかりと就活をしてもらいたい」とおっしゃっていました。ご自身はあまり就活に長い時間をかけることができなかったため、今も後悔が残っているそうです。その思いがあり、就活生たちには、後悔することなく自分で見て聞いて体験して時間をかけて就職活動をしてもらいたいのだと思います。
 また、「学生生活を無駄にしてほしくない」ともおっしゃいました。学生のうちに、学校の先生やアルバイトの上司の方など、身近にいて長い間働いていらっしゃる方の声、そういった「生の声」をしっかりと聞いてほしいそうです。

 このメッセージは、就活を乗り越えられて今現在社会人として働かれている方だからこそ聞けるものだと思いました。

 私自身、就活は「苦しい」「早く終わらせたほうがいい」と思っていましたが、お二人のメッセージを聞いて、自分にはいろんな先入観があったことに気が付きました。「楽しむ」という考え方はありませんでした。それに、確かにこれからの自分の生き方を就活で決まるので何も考えずに早く終わらせてしまうのは逆に危険なことになるとも思いました。
 今回の取材で、就活以外であっても先入観を持たずに物事を見ていかなければならないと分かりました。

取材後記

 今回の取材では、自分の考え方を覆すことが多かったです。上の記事以外にも「学生と社会人の違い」について聞いた際に、お二人から「責任の違い」という回答をいただきました。
 このことを聞いて、今まで学生としてやってきたことがこれからは通じなくなるため、自分もこのままでは社会に通用しないと思いました。今回の取材でそのことが分かっただけでも良い経験になりました。

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社フランス屋
代表者 安田 洋一
所在地 広島県広島市中区幟町3-58
公式サイトURL http://www.france-ya.co.jp/
求人サイトURL http://www.france-ya.co.jp/recruit/index.html

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