谷津 航さん

キュリオシティ株式会社 ニューヨークダイナー

ゆっくり、のんびり、ひろしまライフ
~野望を抱きながら~

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取材してきました!

 自分が育った土地ではないところで仕事をする。とても勇気のいることですよね。今回は、生まれ育った東京を出て、土地の違いや、将来の野望……色々なことを感じながら広島で働いている男性にお話を聞いてきました!

私が取材しました!

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安田女子大学大学

3回生


沖 美魅

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安田女子大学大学

3回生


井木 春花

ひろしま、海マチ暮らし

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広島に来たばかりの頃はよく海を眺めていたという谷津さん。確かに、良い眺めですね…。

 キュリオシティ株式会社が経営するレストラン、マリーナホップにある「ニューヨークダイナー」で、接客の仕事をしている谷津 航さん。2016年の5月に、生まれ育った東京を離れ、広島で働き始めました。

 マリーナホップは、目の前に瀬戸内海を臨む、広島にある大型商業施設です。そこで、谷津さんは海を眺めながらのんびりと仕事をしているといいます。

 東京でもずっと飲食店で働いていたという谷津さん。しかし、働いているときの感覚は、今と全く違うものだったそうです。

 最大の違いは、「せかせかしない」ということ。東京とは違う、いい意味での時間の緩さを感じながら働いているのだといいます。

 東京では、時間に追われて生きているようだったという谷津さん。以前は、仕事を終えて帰宅すると日付が変わっていることも珍しくありませんでした。しかし、それが日常だったため、おかしいとは思わなかったのだそうです。そのため、広島に来たばかりの頃は、帰宅して、食事やお風呂を済ませてもう寝るだけという段階になってもまだ日付が変わらない、ということ驚き、余った時間で何をすればいいんだろう、と戸惑ったりもしたそうです。

 以前は全く思わなかったけれど、最近は夜の10時や11時になると、遅い時間だな、と思うようになってきたという谷津さん。少し前に、東京へ帰った時、お世話になっている美容師のところに髪を切りに行ったら「だいぶ白髪減ったね」といわれ、そこでも以前の自分が疲れていたのだということを感じたといいます。

 谷津さんは「最初は、知らぬ土地でかなり大変だったんですけど、今はかなりこっちに染まってきましたね。かなりのん~びりしていますよ。前の土地だったらこんなに海に面したところもないし、こんなに空も広くなかったので楽しいです」と話していました。

 新しい環境で大変だけど、時々海を眺めながら、ゆとりを持って仕事をする。こういう環境で仕事をできたらいいなと、私も感じました。

焦らなくてもいいから急げ!

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谷津さんは、自分からお客さんに話しかけに行ったりと、お客さんとのコミュニケーションも大切にしているのだとか。

 今、働いていて大変なことは何なのか?をお伺いしたところ、やはり色々と大変なことはあるといいます。

 まず、広島という新しい地で働くということ。前の職場に比べて時間にも余裕がある今の仕事ですが、やはり今までいた環境との違いに戸惑うこともあるといいます。たとえば、お客さんとの接し方の違い。前の職場と同じようにお客さんに気軽に話しかけると、それが高圧的に取られてしまったことがあるのだそうです。お客さんにどう接すればいいのか、適切な距離感がどこなのか、色々と試行錯誤したのだといいます。

 また、「接客業」という仕事ならではの苦労もあるそうです。それは、お客さんからの急な要望。たとえば、誕生日だから料理にろうそくを挿して祝いたいからろうそくはないか、ネギはダメだけどナスは好きだから料理にナスを入れてほしい、というような個別の注文が入ったりもするといいます。

 そういった突然の注文に対して、谷津さんは、できる限り応えられるよう頑張っているといいます。できるだけお客さんの希望を優先して、完全には応えられないことでも、10%や20%だけでも叶えられるように、ということを大切にしているそうです。

 しかし、忙しい時にそういった注文が入ると大変ではないのか…。その質問に対して谷津さんは、それでもできる範囲で対応はしている、といいます。

 仕事が忙しい時、谷津さんが心掛けていることは「焦らなくてもいいから、急げ」ということ。前の職場の先輩から言われた言葉で、忙しい時ほど、何からやればいいのかということを落ち着いて判断して、少しだけ早く手を動かせば、上手いこと何とかできる、という意味の言葉だそうです。それからいつもその言葉を心掛けているという谷津さん。おかげで、どんなに忙しくても乱されることなく、お客さんに対してもきちんと対応できるのだといいます。

 人は、忙しいとどうしても周りが見えなくなってしまいがちです。しかし、忙しい時でも落ち着いて、お客さんにきちんと対応していく姿勢…本当にすごいと思います。

お父さんへ ~あなたの店を乗っ取りたい~

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谷津さん、将来の野望に向けて、頑張って下さい……‼

 生まれ育った東京を離れ、現在広島で働いている谷津さん。そんな谷津さんの将来の目標は、「実家のお店の近くに自分のお店を出して、最終的に乗っ取ること」でした。

 谷津さんの実家は、和菓子などを扱っている飲食店。昔から、そのお店の手伝いなどをしており、飲食店に就職したのもその影響が大きいといいます。大学生のころは、サラリーマンとして働くという想像が出来なかったといいます。

 しかし、そんな谷津さんも、サラリーマンをやってみようと考えた時期があったそうです。人が休みの時に働くことが多い飲食店と違い、きちんとカレンダー通りに休める生活に憧れたのです。

 同時に、東京から出てみたいとも考えていた谷津さん。東京から出て、サラリーマンをするか…知らない土地で、慣れない仕事をできるだろうか…知らない土地で、慣れた仕事ならできるだろうか…。こうした葛藤の末、谷津さんが選んだのが、東京から出て自分の力が発揮できる飲食業での仕事を続けるという道でした。

 こうして、飲食店で働くうちに考えるようになったのが自分でお店を運営できるような「経営能力を持ちたい」ということ。自分でお店を持つにしろ、誰かに任されるようになるにしろ、将来的には経営能力が必要なのでは、と思ったのだそうです。どうやったら身につくのかまだ模索中で、今は全力で目の前の仕事をこなし、従業員同士の話し合いにも積極的に参加していこうと考えているのだといいます。

 谷津さんは「企業と一緒に成長していく中で、会社全体のノウハウとかを吸収できたらいいですよね。そのためにも、今は与えられたものを全力でこなしていこうと考えています。最終的に、実家の近くにお店を出して、父親の店を乗っ取れるくらいになりたいですね」と笑っていました。

 いろいろなことを悩みながら、それでも自分の道を選択して、将来の夢を見つける。自分の生まれ育った土地から出ようかどうか迷っている学生に、ぜひとも伝えたい話だと思いました。

まとめ

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谷津さんが働く、ニューヨークダイナー。職員の方には福岡の方が多いそうです。広島弁と博多弁に囲まれて、お仕事をされているのだとか…。

 生まれも育ちも東京の谷津さん、広島に来たときカルチャーショックを受けたのだそうです。

 まず、みんなが方言をしゃべっていることにびっくり。小さい子どもまで方言をしゃべっているのを聞いて「おおお、すごいなこの子?!!」となったそうです。また、県民のカープ愛にもびっくりしたといいます。テレビをつけたらカープでワンコーナーなどがよくあるので、驚いたそうです。

 こういったお話も、他の地方から来られた方ならではのものですよね。

取材後記

 私は生まれも育ちも広島で、他県で生活したことがなかったので、今回の谷津さんのお話はとても新鮮でした。谷津さんがとても話しやすい方だったということもあり、ちょっと違う角度から見た広島のお話を聞けて、とても楽しかったです!
 「焦らなくてもいいから、急げ」という働き方についても、忙しくなると物事を先延ばしにしがちな私としては耳が痛くも勉強になるお話でした。忙しくても、落ち着いて目の前の仕事をこなしていく…頑張ります……‼

企業/団体情報

企業/団体名 キュリオシティ株式会社 ニューヨークダイナー
代表者 大佐古 宗則
所在地 広島県広島市中区胡町4-26 オーシャンビュービル7F
公式サイトURL http://www.qrio-city.jp/
求人サイトURL http://www.qrio-city.jp/recruit/

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