正木 挙也さん

・ 村上 由貴さん

株式会社フォノグラム

地獄の沙汰も自分次第
~働くことの面白さ~

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取材してきました!

 広島のwebコンサルティング会社「フォノグラム」。この会社の出す企画は、“とにかく面白い”。仕事の中にも遊びゴコロを忘れない、私もこんな働き方がしたい……‼今回は、そんな会社で働く二人の若手社員さんにお話を伺いました。

私が取材しました!

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安田女子大学

3回生


沖 美魅

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安田女子大学

3回生


武田 麻友子

お客さんともちゃもちゃ

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社員さんはみんなあだ名で呼び合うフォノグラム。お客さんとだけではなく、社員さん同士ももちゃもちゃ仲良しですよ~。

 株式会社フォノグラムに勤める、正木 挙也さんと村上 由貴さん。正木さんは今年の2月からディレクターの役に就き、お客さんへの提案や見積もりなどを行っています。村上さんは今年の4月に入社し、先輩にヒントをもらいつつ、お客さんへ提案をする等のお仕事をされているそうです。

 この会社で仕事をする上での楽しさとは?正木さんは、理由があればやりたいことをやらせてもらえるところだといいます。たとえば、お客さんに提案をする時。お客さんの要望通りのものの他に、自分が面白いと思った提案もしているのだとか。普通はお客さんの要望通りのものしか作らない。でもそれではお客さんの選択肢が狭まってしまう。だから、自分なりに考えた企画を用意する。そこでお客さんが選択した提案は、多少当初の予定と違っても、理解して採用してもらえるのだそうです。

 また、村上さんは、お客さんの考えを少しでも理解できた時が嬉しいのだと話していました。今、村上さんが担当しているのは比較的規模の小さい企画。大手の企業と比べると予算も小さいけれど、お客さんの顔を見て、その会社全体の雰囲気を感じながら提案を考えることができます。お客さんの悩みを聞き、気持ちに寄り添い、こんな風に考えていたのか…と理解できた時、もっとお客さんの役に立ちたい!と思えるのだそうです。

 この会社全体でもお客さんと面白い関わり方をしていました。その名も「もちゃもちゃ営業」。仕事で関わったお客さんと、飲みに行ったり、釣りに行ったり、オススメのDVDを教えたり…。正木さんは、最近お客さんと格闘技漫画の話をしたのだとか。このようにお客さんと“もちゃもちゃ”することにより、よりよい信頼関係が築けたり、仕事の話をしやすくなったりするのだといいます。

 お客さんと直接関わる仕事と聞くと、何となく大変なイメージがある。しかし、フォノグラムのお客さんとの関わり方は、そのイメージを覆すものではないでしょうか。

僕たちの地獄

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自分で考えるということを大切にするフォノグラム。シマウマさんも応援しているウマ。

 フォノグラムには、そこで働く人達が見る地獄もありました。

 正木さんが見たのは「板挟み地獄」。予算の上限は決まっているが制作との見積もりが合わない、下手に予算内に収めると納得するものを作れない、期待するものを作ればお金が掛かる…という地獄です。さらに「堂々巡り地獄」。作るもののイメージの違いから「こうですか」「違います」という堂々巡りが起こる。そして、スケジュールが押し、他の仕事と重なってさらに大変になるのだという。

 一方、村上さんが見たのは「一方通行地獄」。お客さんに提案をした時、何を言っているのか理解してもらえないことがあり、自分はこんなに説明が下手なのかとショックを受けたこともあるのだそうです。そして「経験とのギャップ地獄」。自分が趣味で作るものと、お金を払ってもらって作るものの違いを感じるそうです。見て活用してもらうにはどうすればいいのか日々苦悩しているといいます。

 これらの地獄に対し、村上さんは、「仮説を立てる」という対策を考えました。何か課題があった時、そこでは何が問題なのか、どうすればいいのか、それでどう解決できるのか等の仮説を立てるのです。村上さんは、「きちんと考えたことなら、言葉は下手くそでも伝わるんじゃないかと考えました。伝えたいことを、何とか説明できるんじゃないかと思ったんです。」と語っていました。

 また正木さんは、とにかく「頑張るしかない」といいます。堂々巡りには落としどころを見つけ、時間がない時は時間を見つけて作業をする。夜の11時まで会社に残り、家で作業をしたこともあるそうです。大変ではないのかという質問に、正木さんは「大変だけど、楽しめるかどうかは自分の考え方次第。受け身になるのではなく、自分から楽しもうと思えばどんな仕事も楽しい」と話していました。

 自分で考えて対策を出し、楽しむという姿勢を大切にする。これは、普段の私たちにも通じることではないでしょうか。

これからの目標。胸に秘めた野望。

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オフィスあるちゃぶ台で話をするお二人。オフィス内にも想像力を掻き立てるものがたくさん。目標、野望を叶えられるよう、お二人とも頑張ってください!

 では、お二人の今後の目標は何なのだろうか。

 それは、「村上さんだからお願いしたい」と言われるようになること。今はまだ新人で、役職も決まっておらず、仕事の上で分からないことも多いそうです。それでも、いつかお客さんにそう言われるようになりたいのだといいます。そのためにほしいのは、“自分らしさ”。先輩や制作の人にはそれぞれ、その人らしさがあり、自分も自分だからこそできる工夫を見つけたいと思ったのだそうです。村上さんは「お客さんからすると、今はまだ村上さんは嫌だなっていう状態だと思うんですよね。え、村上さん?新人だしちょっと…みたいな感じで。知識をつけて、経験積んで、堅実にやっていって、そういうのを覆していきたいですね」と話していました。

 正木さんは、新しいことや面白いことをずっとやっていきたいといいます。自分の面白いと思ったことが仕事に結びつけばいいと話していました。やらされ仕事ではなく、ちゃんと自分のやりたいことをしたいと考えているのだそうです。その新しいこととして、“Web以外の新ジャンルに飛び込みたい”という野望もこっそり持っているようです…(が、今回は「まだ言えないやつ」と教えていただけませんでした。残念!)。正木さんは「ぼんやりしているけれど、自分のしたいことを仕事にしていきたいですね。そのためにはきちんと自分の仕事ができるようになることが大前提だけど、いつか自分の考えを実行できたらなと思います」と話していました。

 私の中で、「働く」というイメージは、自分の個性を殺して会社に合わせること。同じようなイメージを持っている学生も少なくはないのでは。しかし、このフォノグラムのように個性を大切にし、自分のやりたいことを実現できる会社もあります。そのことは、私たち学生にとってはひとつの希望だと感じました。

まとめ

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ちなみに、学生の間に小説以外の本も読んだ方がいいのだとか。本だけではなく、新聞とかも。読みます…読みます……。

 この会社、とにかく面白い。オフィスを見ただけでも、壁に貼られた書初め、人が座る用のシマウマとキリン、机代わりにされる卓球台、その他秘密道具の数々……。面白いのはオフィスだけではなく、制度もかなり面白い。”もちゃもちゃ営業”だけではなく、社員があだ名で呼び合う制度、誰かが誰かを見守っている制度、etc…。課題図書というものもあるらしい(ちなみに理由がちゃんとしていれば会社が欲しい本を買ってくれる)。お二人には、オススメの本も教えてもらった。

取材後記

 お話を聞いていて感じたことは、フォノグラムさんは本当に一人一人の個性を大切にしているなということ。お客さんに分かりやすく伝えるため、親しみを持ってもらうため、面白い企画や新しい企画、驚くような企画を考え出しているんだろうなということ。
 社会に出たら個性は必要とされないと思っている学生も多い。フォノグラムのような、若手社員も個性を発揮し、将来の野望を持てるような会社があるのということを知ってもらい、一つの希望としてもらいたいなと思う。

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社フォノグラム
代表者 河崎 文江
所在地 広島県広島市中区西十日市町9-9 広電三井住友海上ビル5F
公式サイトURL http://www.phonogram.co.jp/
求人サイトURL http://www.phonogram.co.jp/recruit/index.html

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