西濱 真理子さん

株式会社小川晩成堂

営業事務の仕事を通して見えてきた、「自分のできること」

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取材してきました!

 自分のできることってなんだろう…就職活動で誰もが一度は悩むことだと思います。迷いながらも、得意なこと・苦手なことが見えてきた末に、現在の職でよかったと思えた一人の女性にお話を伺いました。

私が取材しました!

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安田女子大学

3回生


住本 遥

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安田女子大学

3回生


笠井 理恵子

同時進行の多い事務で大切な「優先順位」

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確実に仕事をこなす西濱さん。手元からお仕事の素早さも伝わりますね…!

 自分のできることってなんだろう…就職活動で誰もが一度は悩むことだと思います。迷いながらも、得意なこと・苦手なことが見えてきた末に、現在の職でよかったと思えた一人の女性にお話を伺いました。

 教材の発注などで数字を扱うことも多い西濱さん。お仕事をする上で大切にしていることは、「確実にやること」だそうです。以前、ある商品を西濱さんと学校の両方が注文したことにより、発注分の2倍もの商品が学校に届いてしまったことがありました。その際は営業の方に引き取りに行ってもらい、チェックしてメーカーに返品、という形になりました。一つの間違いに対し二重三重の手間も経費も掛かってしまう・・・この経験により確実に、ということに気を付けるようになったそうです。発注の際に数字が合っているかなどの確認を念入りに行ったり、教わったことをいつでも見返せるようご自身でマニュアルを作ったり。失敗した経験は、後の自分の行動次第で成長に変わるのですね。

西濱さんのお仕事は、複数の業務を同時に進めることが求められるものです。しかし、ご自身のことを「同時進行で色んなことをこなすことが苦手」と西濱さんは言います。そんな中、苦手なことをどう乗り越えてこられたのでしょうか。

とりあえず、やってみる。振り返れば、できたこと。

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小川社長(写真中央)曰く、仕事の覚えも早く印象も良いため面接では即決だったそうです。

 自分ができる仕事ってなんだろう・・・。そんな思いを抱えながら西濱さんが就職活動をされた年は、就職氷河期。正社員の採用がほとんどありませんでした。そんな中、声をかけてくださったのが、幼い時からお世話になっていた、社長の妹さん。面接の後、パートとして1年働き、正社員となりました。就活当時は「自分ができる仕事」の答えは出ていませんでしたが、今振り返ってみると見えてきたと言います。それは、人前で何かをするのは苦手だけど、端からどんどんやっていくことは苦手ではない、ということでした。それは「やってみないと分からなかった」のだそうです。

 夢があって、そこへ向けて頑張れる人がいます。一方で、少し自分を振り返って、自分のできることを探す人もいます。もともとは子どもが好きだから教育現場で働きたかった西濱さん。でも、今振り返ってみると、自分のやりたいことと自分の能力がちぐはぐだったと言います。

 当時の自分に会えるなら「自分はこのことをやりたいと考えているけれど、自分の能力ってそこに向けて頑張れるのかなーと振り返ってみてほしい。もしかすると他に目を向けた時に、少し違う形でやっていける道があるかもしれないよ。」と言いたいそうです。そんなご自身の性格や能力は、現在のお仕事を通して気づいたことでした。西濱さんは、営業のサポートをされていることについて、自分の中では良い仕事に就かせてもらっていると思う、と話してくださいました。

 まずは挑戦しないと何も見えてきません。西濱さんのお話から、自分のできることが分からない時は、とりあえず何かやってみることが一つの方法であると教えていただきました。挑戦を続けていれば、後で振り返ってみた時に、自分のできることに気づけるのでしょうね。

やりがいは感謝の言葉。できることの幅を広げたい。

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素敵な笑顔な西濱さん。優しく丁寧にお話してくださるため和みました。

 丁寧に確実に仕事をこなす西濱さん。西濱さんのお仕事は、小さなことの積み重ねです。細かいことの多いお仕事で、その一つ一つをちゃんと見ていただいて、「早いね、ありがとう」「助かるよ」と言っていただけることが、やりがいなのだそうです。

 西濱さんはご自身のお仕事を「私でなければできない仕事ではない」と言います。「営業さんの、学校さんとのやりとりがメイン。誰でもできる仕事に手を取られるより、メインのお仕事が優先。私の仕事は、その足りないところのカバーをすることです」。だからこそ、営業や学校の方からの「ありがとう」が嬉しいのです。

 そんな西濱さんに、今後の目標を伺いました。すると「見積もりや経理などの面においてできることを増やすことで、営業さんをサポートできる幅がもっと広がったらいいな」とお答えいただきました。しかしそれは、現在のお仕事がしっかりとできるようになってからこそのものなので、現在担当されている仕事を安定して確実にこなしていく必要があるのだとお話していただきました。

 最後に学生に向けてのメッセージを伺うと、「人柄が大切」と答えていただきました。西濱さんは、スキルや資格があっても取っ付きにくい人より、それらがなくてもちゃんと話を聞いてくれる人と一緒に働きたいと考えられています。笑顔が素敵であったり、敬語が使えていたり…。基本的なことですが、スキルや資格の有無に目を向けがちな学生は見落としていることかもしれません。しかし、入社後一緒に働くことを考えると人柄の大事さが分かりますね。

まとめ

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電話対応中の西濱さんと会長さん。学校や営業の方から「対応が良い」と評判です。

 直接会ったことのない人との電話対応が多い西濱さん。とにかく急いでおられるか、気に入った商品を見つけたいのかなど、相手のニーズを短い電話の中で的確に捉えて対応されているのだとか。同席いただいた小川社長のお話も含めて、西濱さんの能力の高さを端々から感じました。西濱さんご本人は「誰にでもできる仕事」と言いますが、お聞きしていると、西濱さんだからできる仕事も多いのだろうなと思います。

取材後記

 同時進行が苦手だったけど、優先順位をつけて端から片付けることで乗り越えられた西濱さん。それは、私が抱えている問題にも結びつきました。アルバイトで優先順位をつけられずに、先輩から注意を受けた経験がありました。西濱さんのお話を伺った際、自分に足りないものはこれだったのかとハッとしました。
 取材後は、教材の通販ができるカタログを拝見しました。学校にあった、インクや用紙などのコピー用品や、卒業式に配られるお花などは、小川晩成堂さんのような会社を通して調達していたんだ!と思うとワクワクしました。また会長さんも交えて方言談義に花を咲かせたり、お菓子をいただいたりと、笑いの絶えない楽しい取材となりました。ありがとうございました。

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社小川晩成堂
代表者 小川 悦朗
所在地 広島市中区白島中町16-12
公式サイトURL http://banseido.co.jp/

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