浴中 茜音さん

株式会社やまだ屋

「好き」という気持ち。

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取材してきました!

 今回は、広島を代表する銘菓もみじ饅頭の老舗・やまだ屋、早瀬庵(おおのファクトリー)で取材してきました。お話を伺ったのは、製造部門に携わる入社2年目の浴中 茜音(えきなか あかね)さんです。
 もみじ饅頭は工場で作っていたイメージで、箱詰めなども機械で作業して販売されていると思っていました。ですが、工場内にはたくさんの人がいて、パット詰めや箱詰めを手作業でされており、一つ一つに手が込んでいることが分かりました。

私が取材しました!

谷口清夏

安田女子大学

3回生


谷口 清夏

学生

広島市立大学

2回生


工 真央

今ではもう毎日仕事が苦じゃなくて…

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浴中さん、おすすめの「聖乃志久礼」。もっちりした生地で、食べたら口の中いっぱいに栗の味が広がりました。

 入社2年目でもみじ饅頭の製造部門に携わっている浴中 茜音(えきなか あかね)さんに取材してきました。

 浴中さんは、もともと製造業で働きたいと考えており、その中でも食品系、お菓子の製造がしたかったそうです。
 また、広島といえば牡蠣やもみじ饅頭というイメージがあり、働くのなら有名なお菓子の製造に関わりたいと思っていたそうです。高校生の時に、同業者でアルバイトをしていて大まかな製造工程を知っており、大野にやまだ屋があることを知り、昨年入社されました。

 入社当時は、機械操作がまったく分からず、「どうしようかな……」と不安でいっぱいだったそうです。また、一番大変だったことをお伺いすると、「機械の立ち上げ操作」を挙げられました。

 機械操作は、朝、出勤して最初に行う機械の立ち上げ作業だそうです。この作業をしないともみじ饅頭を焼くことができないので、操作方法を先輩に教えてもらったそうです。画面で操作をするそうですが、様々な項目があり、どれを押したらどうなるのかが分からず、何度も先輩に聞いて覚えていきました。メモを最初は取っていたそうですが、ずっと見ていたら覚えられないと感じ、最初に少しだけ見てメモは捨てられたそうです。

 機械の立ち上げ操作を覚えることはとても大変でしたが、だんだんと操作に慣れていき、「今ではもう毎日仕事が苦じゃなくて、楽しいなと思えるようになってきました」とおっしゃっていました。

 メモを取ることは社会人の基本だと聞いていて、社会人は仕事を覚えるためにものすごくメモを取っているというイメージがありました。
 ですが、浴中さんのお話をお聞きして、ただメモを取るだけが仕事を覚えるコツではなく、頭や体に作業やその手順を覚えこませるなど、仕事をマスターしようとする姿勢が大事だと感じました。

少しでも速く。もっと売れるように。

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もみじ饅頭を箱に詰めています。浴中さん(写真左)の好きな作業です。

 浴中さんのお仕事は、工場内で機械から出てきたもみじ饅頭をパットに入れ箱に詰める作業です。箱詰めが自分に合った作業だとおっしゃっていました。この箱入れ作業が好きで、「なるべくちょっとでも早く終わらせて、別の作業ができるように」をモットーに毎日お仕事をされています。

 浴中さんに、同業者を意識されているのかお聞きしたところ、かなり意識しているそうです。たとえば、電車に乗ったときに別の同業社の袋を持った人を見ると、それを見て「もっと頑張ってやまだ屋が成長っていうか、売れるように頑張ろうって思える」とおっしゃっていました。

 やまだ屋のお土産袋を持っている人を見ると、他に同業者がいる中でやまだ屋を選んでもらってすごく嬉しくなるそうです。
 販売と異なり、直接お客様に関わることのない製造をされている浴中さんですが、お客様に喜んでもらえるような食品を作り、お土産を持って帰ってもらえ、満足してもらうことも嬉しいそうです。

 浴中さんは高校生のとき、別の同業社でもみじ饅頭の製造に携わったこともあるそうで、「働く」とは何か、ということをアルバイトと正社員を比較して、答えていただきました。
 「アルバイトのときは、責任感がまったくなくて給料がもらえたらいいというくらいの感覚でした。正社員になり、苦情などのアルバイトの時に入ってこなかった情報を聞き、自分の一つ一つの仕事に対して責任感が出てきました」とおっしゃっていました。

 私は、様々な人にアルバイトと正社員の違いを聞いており、必ず「責任感」という答えが返ってきます。現在、私はアルバイトをしており、自分の仕事には責任を持ってしています。ですが、それはしているつもりであって、もしかしたら責任感はないのかもしれません。
 今はまだ、責任をもってアルバイトをしているかどうかや、社会人との責任感の違いは分かりませんが、責任を持って仕事ができるような社会人になりたいと強く思いました。

リーダーになるということ。

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取材当日は工場内が忙しかったようなのですが、快くお引き受けくださり、笑顔で話してくださいました。

 浴中さんの3年後の目標は、女性のリーダーになることです。女性のリーダーとは、女性の中のリーダーで、年数や個人のレベルに応じて決められているそうです。
 浴中さんには憧れている先輩がいらっしゃいます。その方は女性のリーダーだったそうです。現在は退職されているそうですが、いつもその人を見ながら仕事をどんな風にしているのかを研究し、真似をしていました。

 箱詰め作業は、ローテーションで一日の中でも担当箇所が変わるそうで、その指示をリーダーが出さなければならないこともあるそうです。
 現在は、ローテーションについて自分で判断できるように、また、意見をズバッと言える性格ではないけれど、積極的にみんなに意見を言えるように、と努力をされています。休憩時間には、普段話すことのできない人に声をかけ、仕事の話以外の普通の話をしてコミュニケーションをとっています。

 浴中さんは、高卒で入社されており、私より一つ年下なのですが、女性のリーダーになりたいという目標をもってお仕事をされていると知り、就職活動や働くことに対する意欲が高まりました。

 最後に、就職活動をする学生へのメッセージをいただきました。

 「就職するんだったら自分がやりたいなって思うところに、就職してほしいと思うんで、その会社について様々に調べて、『入社してやるっ!』という気持ちをもって就職活動をしてもらいたいなと思っています。また、筆記より面接が重視されると思うので、面接どれだけ自分の良さを出せるか、その会社に対する入りたいという気持ちをアピールすることが大事だと思います。」

 学校でも、浴中さんと同じように面接が重視されると、読者の皆さんも聞いているのではないでしょうか。就職活動で勉強することが当たり前となっている今、自分の内面を磨くことが重要になっているのかもしれませんね。

取材後記

 私は、小さいころ宮島に行くと、必ずやまだ屋でもみじ饅頭を買っていました。
 お気に入りの味はチーズクリームで、いつも買っています。今もお気に入りの味ということに変わりはないのですが、他の和菓子も食べてみたいと思っていました。しかし、どれを買ったらいいのか迷っていたので、この機会に浴中さんにおすすめを聞いてみました。
 皆さんは「聖乃志久礼(ひじりのしぐれ)」というのを聞いたことがあるでしょうか?私は知らなかったのですが、中に小さくした栗が餡子と一緒に混ざっている甘めの饅頭だそうです。
 このお話を聞いているうちに食べたくなり、おおのファクトリーは早瀬庵という店舗とつながっているので、お土産に買って帰りました!皆さんもぜひ、食べてみてください!

企業/団体情報

企業/団体名 株式会社やまだ屋
代表者 中村 靖富満
所在地 広島県廿日市市宮島町835-1
公式サイトURL http://momiji-yamadaya.jp/
求人サイトURL http://momiji-yamadaya.jp/recruit/

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